2時間前に起こった出来事です。
日本に一時帰国して、上海で10年前に知り合ってからずっと親しくしている友人と久しぶりに東京で会うことができ、いくつかの場所に出かけた後、終電ギリギリに新宿駅まで見送りました。
今回彼に頼まれて上海から持ってきた荷物を渡したので、彼の荷物がかなり多くなってしまい、一人では大変だろうと思い、駅のホームまで荷物の一部を運んであげました。
京王線の駅のホームに行くまでに、歌舞伎町側からJR新宿駅の改札を通って駅に入り、連絡口改札から京王線の駅内に入り、友達を見送った後、京王西口側改札から出ようとしてパスモをかざしたら、自動改札機が開かず、ポーン!という音ともに駅員のとこに行くよう表示が出たのです。
そこで、駅員のところに行き、通れませんでした、と言うと、
なんと、
その若い駅員さんは、
パスモの処理しながら、
「同じ駅で出たり入ったりできないんですよ!!!!」
と威圧的な怒りに満ちた感じの大きな声で怒鳴ってきたのです。
なんか、無駄に駅に出たり入ったりすんじゃねえよ、このバカが、と言う心の声が聞こえてきそうな態度でした。
もうびっくり仰天大仰天!!!!
一瞬固まってしまいました。
友達と久しぶりに再開して嬉しく楽しく過ごした1日の余韻が一気に吹き飛んで、気分が悪くなりました。
楽しかった今日の感想を友人にメッセージしようと思ってましたが、そんな気持ちも消え失せてしまいました。
友人を見送るために駅に入ってそのまま出るのは別に禁止行為じゃないですよね?
連絡口を通ると入場料の計算が面倒なことになるから推奨されない行為なんでしょうかね?!?!
とりあえず、一瞬固まってしまった後、バカみたいに無駄に駅に出たり入ったりした頭のおかしい人だと思われないよう「友達を見送るために入ったんです」と言いました。
すると、面倒くさそうに迷惑そうにパスモを処理をした後、さっきと同じ声のトーンで、威圧的高圧的に怒りがこもったような声で、
「それなら最初それを言ってください!そのまま通すんでぇ」
と言われました。
もう何も言い返す気にもなれなくて、気持ち悪い気分に満ちたまま黙って改札を通りました。
なんなんでしょう一体。
中国でも接客態度の悪さに気分悪くすることがありますが、日本でこんな目に合うとは思っても見ませんでした。
最近の日本の駅員はこうなんでしょうか?
中国で悪い態度の店員に出会っても、慣れも諦めもあるし最近はどうとも思わなくなりましたが、日本だと言葉選びや語気によって直接的にグサッとくるので、衝撃が大きいです。
Yahoo!ニュースとかヤフコメとか見てると、もうお客様は神様っていう時代は終わった的な意見をよく見かけますが、そう言うことなんでしょうか?
不快な気分をあまり後まで持ち越すのが嫌なので、とりあえず今回は、確かに同じ駅で出るのはイレギュラーなことだから、駅員さんに通れなかったことを伝える際は、まず先に、「申し訳ございません、先ほど当新宿駅から入りまして、友達を見送りました。ややこしいことに、JR線から入って連絡口から当京王線に入場させて頂きました。そのまま外に出させて頂きたいと思いますが、よろしいでしょうか?」と言えばよかったのだ。そうだ僕が悪かったのだ。ちゃんと反省しよう。
と思うこととしました。
(最初、同駅入退場なら自動改札で入場料が引かれて普通に通れると思ってました..)
ちなみに私は、「お客様は神様」が間違っているとは思っていません。
お客様は神様です。
一部の頭のおかしいモンスタークレーマーを取り上げて、お客様は神様と言う考えが間違っているんじゃないかと言う記事を見かけることがありますが、ちょっと違う思います。
確かに以前の、電車が遅延したことに腹を立てたお客が駅員に詰め寄って駅員さんがホームから飛び降りて大怪我した事件があり、そう言うお客には天罰が降ればいいとか思ったりもしてしまいますが、だからお客は神様じゃないんだぞとはならないと思います。
日本中がさっきの駅員みたいになったらたまったもんじゃありません。
自分で商売をやっていたら、お客様なんて神様じゃねぇ、と言う態度でやってたら半年以内で倒産です。
日本のサービス業の接客は、本当に感動的に素晴らしいと思っています。
人の接客の仕方だけでなく、物の扱い方も細かいところまで行き届いていて、今回成田空港の預け荷物が出てくるベルトコンベアのスーツケースが全て横向きで、同じ方向に、しかもちゃんと取っ手が上に来るように綺麗に並べられて出てきてました。
海外だと乱暴にベルトコンベアに放り投げ込まれて、もうぐっちゃぐっちゃに出て来るので、日本のこの光景を久しぶりに見た瞬間、感動でじ〜んと来ました。
最近変な客が増えたからと言って、客が調子に乗らないよう変な客には威圧的に対応しよう!とはならないで欲しいですね。
今ふと思いつきましたが、やっぱり終電間際だと、酔っ払いや終電に遅れそうだとか終電に乗れなかったとかで駅員さんに悪態つく変なお客が確かに多いんでしょうね。
しかも新宿駅は広くて複雑なので、お客さんから色々質問されて、でもお年寄りのお客さんだとかは説明されてもよく分からないので丁寧に説明してるうちに、次のお客さんから質問されるし、外国人のお客さんも多いからなおさら大変なことに…
そう考えると駅員さんの仕事も本当に大変だと思います。
もしかするとさっきの駅員さんも、私が改札通る直前に、変な酔っ払いの客にネチネチ長時間絡まれてストレスが極限まで溜まっていて、次弱そうな客が来たら一つ怒鳴ってやろう、と待ち構えていたのかもしれませんね。
それで彼のストレスが吹き飛んだのなら、貢献できて良かったと思うことにして、今回の件は水に流したいと思います!報復のようにブログネタにはしましたが私のブログなんて読者少ないんでご安心を(笑)
駅員さん、ぜひ明日からはまた心機一転お客さんに対して笑顔で接して下さいね〜
日本全国の駅員さん、頑張れ〜
三波春夫(転載元:オフィシャルサイト)
ちなみに、お客様は神様について、ご本人はインタビューで以下のようにお話ししてたそうです。
『歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払ってまっさらな、澄み切った心にならなければ完璧な藝をお見せすることはできないと思っております。ですから、お客様を神様とみて、歌を唄うのです。また、演者にとってお客様を歓ばせるということは絶対条件です。ですからお客様は絶対者、神様なのです』
決して、「変なクレーマーもお客さんなのだから神様なのだ」とか、逆にお客の方が「こっちは客だぞ!お客は神様って知らないのか!」という意味では無いと言うことですね。
以上
そう言えば先月台湾に行ってきました~
全ての日本人に見て欲しい「日本の統治時代の台湾は…」