本日ついに、待ちに待った中国の就労ビザが発行されました!
朝早く起きて、福岡の在日中国総領事館に取りに行きました。
こんな感じでパスポートに貼られました。
実は中国の就労ビザを取るのは、これで2回目です。
2010年に初めて取得して上海で勤務し、今年になって日本に一時帰国したので、改めて一から申請しました。
5年前なので、前回どうやって取ったのかすっかり忘れてしまっていました。
そこで、2015年現在の就労ビザ取得方法のメモと、これから中国で働いてみようと思われている方の為に、
申請手順を書いておこうと思います。
企業から駐在員として派遣される場合や、中国で起業して董事長になる場合は多分方法が異なると思います。
また、時々ビザ関連のルールが変わったりするので、あくまで2015年時点の現地採用として働くためのビザ取得方法となります。
就労ビザ取得の為には、前提として中国の雇用先の企業を見つけることが必要になります。
中国で働いてみたい!と思い立ち、最初に就労ビザを取得して中国に入るということはできません。
日本の人材紹介会社等で中国の企業の求人を探すか、中国にノービザか観光ビザ等で入国して、
仕事を探すのが先決となります。
ノービザで14日間滞在できます。
観光ビザは、以前は90日滞在のもあったそうですが、今は30日滞在のものしか取れなくなっていました。(2015年6月現在)
もし中国人の親族がいれば、180日滞在の親族訪問目的のビザが取得できます。
中国の雇用先が見つかったら、雇用先が地方政府に対して行なう手続きに必要な資料を雇用先に渡します。
中国語版履歴書、資格証明証(私の場合理容師免許証のコピー)、健康診断書、証明写真などです。
※健康診断書が必要なタイミングは、ケースによって違うみたいです。
雇用先が手続きを行なうと、「外国人就業許可証」「被授権単位邀請函」が発行されます。
これが出ると、中国政府が「中国で働いてもイイよ」と許可してくれたということなので一安心です。
ちなみに、就労ビザ取得の条件に「大卒であること」というのがあります。
実は私は大学中退しているのですが、その後、理美容専門学校を卒業して理容師免許を取得しているので、
それが大卒に替わる条件として、就労ビザ取得が可能でした。
理容師免許持ってて良かった~(笑)
聞いた話ですが、逆に大卒でも「中国語専門コース」等を卒業して、中国語が専門ということを強調しすぎると、
中国側では中国企業に対して「日本語できる中国人を雇いなさい」という指導が出ているので、専門性が足りないということで
就労ビザが出にくくなる可能性があるそうです。
「外国人就業許可証」「被授権単位邀請函」が発行されたら、日本に郵送してもらい受け取ります。
こんな書類です。
これを、中国総領事館に提出します。
「外国人就業許可証」の方は、本人宛てに出されたものだからということで、原本はその場で返してもらえました。
「被授権単位邀請函」は、中国総領事館向けに出されたものだからということで、原本は返ってきませんでした。
合わせて、パスポートとビザ発行申請書を提出しました。
ビザ発行申請書は、中国総領事館のHPからダウンロードできるので、前もって書いて持って行きました。
申請費が3,000円。
急ぐ場合、+3,000円で特急申請ができます。
数日間で就労ビザが晴れて発行です。
この後、中国に入ってから期限内に「外国人就業証」と「外国人居留証明書」などの申請手続きをすることになります。
来週いよいよ上海に入ります!
どうぞ、よろしくお願い致します。